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  • 院長 田中康文

成人型のアトピー


アトピーといえば昔は小児の病気でしたが、最近、成人型のアトピーが増えています。

現代の日本はストレス社会と言われ、多忙な生活とともにストレスも多くなり、さらに欧米諸国から入ってきた洋食などが関与している可能性が指摘されています。

湿疹に対して、ステロイド軟膏などの塗り薬を塗った直後はいいですが、また再発し、皮膚科を何軒も回っても一向によくならない人や、何十年もアトピーで苦しんでいる人が多いようです。

 

皮膚は「内臓の鏡」

皮膚は内臓の鏡と言われており,皮膚の病気は塗り薬だけでなく、体の中から、あるいは体調を整えた方がよくなります。

アトピーをよくするためには、食事や風呂の入り方などの生活習慣を見直し、体の中から改善し、体調を整え、塗り薬の使い方や睡眠、ストレスを軽減するなどの生活指導が大切です。

まず最初に皮膚の赤みや痒みを取って、痒みに伴う不眠やイライラを解消して生活の質を向上させるべきです。皮膚の痒みによる掻きむしりや不眠、イライラはアトピーをさらに悪化させるため、悪循環を断ち切るのを第1目標とすることが大切です。

 

ステロイド軟膏は皮膚の炎症を取るもっとも効果のある薬で、上手に使えば大変力強い味方ですが、長く使えば、皮膚が萎縮し、毛細血管が拡張するという欠点もあります。

このようなステロイド軟膏をどうしても塗りたくない人には漢方薬の煎じだけでも改善している人もいます。

1人1人の状態を診ながらニーズに合った治療を行っています。

アトピーで困っている人は是非 漢方薬試してみて下さい。

※この記事は2012年5月に作成し、2018年4月に一部追記・修正しました。


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