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  • 院長 田中康文

帯状疱疹後の痛み


帯状疱疹後の痛みで苦しんでいる人が結構多い。 痛みはズキンと刺すような痛みで鎮痛剤などの西洋の薬でもなかなか治まらないことが多い。 しかし、漢方薬が著効することがよくある。 最近、このような2例を経験した。 1例目は66歳女性で、平成28年1月に左腹部から背部にかけて帯状疱疹がでた 翌日、近くの医院にてバルトレックス(抗ヘルペスウィルス剤)を処方され、1週間飲んだ。 その後、水疱と湿疹は良くなったが、痛みだけが残ったため、トラムセッという鎮痛剤を処方されたが痛みは全然よくならなかったので、漢方薬を求めて来院。 平成28年8月29日から漢方薬(附子末)少量から開始。 5日後には痛みが少しよくなり、その後、徐々に漢方薬を増やした所、2か月後には痛みはほぼ消失した。 2例目は57歳女性。平成28年10月6日に、右腹部から背部にかけて水疱と湿疹が出現したため、近くの医院で帯状疱疹と診断され、バルトレックスとアラセナ軟膏(良剤とも抗ヘルペスウイルス剤)を処方され、1週間後には改善。しかし、その後 、痛みが残り、漢方薬(附子末)を開始。翌日には痛みが軽減し、さらに1週間後には痛みが消えた。 このように漢方薬は帯状疱疹後の痛み著効するため痛みで苦しんでいる人は是非試してもらいたい。


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