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アトピー患者さんへ

アトピー患者さんは胃腸が冷えている人が多く、そのため熱が上部や表面に浮いて、赤くなったり痒くなったりして発生することが多いといわれています。

また胃腸が冷えることによって、皮膚の下の水の流れが悪くなっているといわれています。

そのため、以下の点に注意して下さい。


1. 37℃以上に温めた食べ物を摂るようにする。

常温の物や冷たい飲み物は控えて下さい。 胃腸の温度は37℃といわれているので、それより温かい物を摂る必要があります。

37℃より温度の高い飲食物からは熱をもらって胃腸が温まりますが37℃より低い物は熱を奪うので温度が下がって冷えてしまいます。


2. 粘る性質の物はなるべく控えて下さい。


粘り気のある物は皮膚の下の水の流れを悪くして、その結果、皮膚がカサカサしたり反対にジクジクしたりします。

そのため、以下の物はなるべく摂らないようにします。

・甘い物 ・油っこい物 ・肉類 ・乳製品 ・パンや麺などの小麦製品 ・ドライフルーツやナッツ類など

特に小麦製品は明らかにアトピーを悪化させます。 鶏卵や鶏肉は粘りが比較的少ないが最初はこれらも控えた方が無難です。

このような粘り気のある水は漢方用語で「痰湿」と呼ばれています。

痰湿が溜まると汗は粘って刺激が強くなり汗をかくところに痒みが集中します。

3. 繊維質の食品を可能な限り1日3回、毎回沢山摂るようにする

繊維質の多い食品は痰湿を便から出してくれるので、汗もサラサラに戻り、ブツブツもとれ、痒みが治まってきます。

お勧めは

①野菜炒め ②電子レンジを使った加熱料理 ③蒸し料理 ④煮物・鍋

特にもやし・キャベツ・小松菜・青梗菜、白ネギは繊維が多くて水分が少ないのでお勧めです。

根菜類は水分の量が多く、繊維の量はそれほどでもありません。 白米を食べるなら玄米が良いです。

玄米には繊維が多く含まれています。

おやつはできれば避けた方がいいですが、我慢できない時は芋とかトウモロコシとか玄米おにぎりを少し摂ってもいいです。

体の原料になるたんぱく質は必ず摂る必要があります。

たんぱく質は肉ではなく、魚や大豆の水煮、おから・納豆などから取って下さい。

大豆の水煮やおからは繊維があります。豆腐は繊維がないのであまりお勧めできません。

小魚はカルシウムだけでなく、繊維も摂れます。

魚の缶詰の物は古くなった物と考え、なるべく新鮮な魚を食べて下さい。

辛いカレーは胃腸を刺激して食欲を保ち、汗を出して湿気を追い出します。

汗をかいた時はできるたけ早く汗を拭きとるかシャワーを浴びて下さい。

唐辛子や胡椒は痒みが悪化するので入れないで下さい。

外食をすると確実に痰湿が増えるので注意して下さい。

発酵食品は、乳酸菌とかビフィズ菌など腸内細菌の有用菌の供給源となっており、腸内環境を整えてくれます。


腸内環境が整うと体を外敵から身を守る力が高まるため、皮膚の炎症を抑えるのに役立ちます。

このような発酵食品なら、味噌・醤油・納豆など日本古来の食品がおすすめです。

4.睡眠は少なくとも7時間以上、十分に取るようにして下さい。

漢方では、体を動かすエネルギーを「気」といい、体を潤す物質を「血」といいます。

気も血も昼間に体を動かして消費するので、次の日また使えるよう夜間に生産しておく必要があります。

気と血は寝ている間に胃腸が生産しているので、寝る時間が短いと、気と血は減ります。

エネルギー不足になると体内の水を動かせなくなり、血が不足すると体は乾燥し、指先の皮膚が割れたり、夜に痒くなります。

5. その他

胃腸が冷えている人は腹巻をしていることがありますが、腹巻きは熱を逃さないためなので、体内の深部の胃腸を積極的に温める力はありません。

体内深部の胃腸を温めるためには、漢方薬とお灸が最適です。

胃腸を温める漢方薬は人参湯(+附子末:附子理中湯)、大建中湯があります。

お灸は市販の自分でもできる台座灸がお勧めです。

台座灸は足三里というツボにシールで貼って少し浮かして火傷をしにくくしていますが、ヤケドが心配な方は予め足三里に紫雲膏を塗布してその上にシールを貼って台座灸をして下さい。

足三里は胃腸を温め、胃腸の調子を整えるツボとしてよく知られています。

足三里に貼って、3回連続して行ない20分くらいで済みます。

毎日お灸して、1か月くらい経つと少しずつ胃腸が強くなり、皮下の水の流れが改善していきます。

『足三里の取り方』

膝下の外側のへこみから親指の第一関節の幅3本分下あるいは第2指から5指まで4本の指の第2関節の幅(親指の3本分に相当)の場所。 その場所を人差し指で軽く触るとやや凹んでいます。 少し押してみて痛み気持ちいいならそこが足三里です。 (追加) 発酵食品は、腸内環境を整えてくれます。 腸内環境が整うと体を外敵から身を守る力が高まるため、皮膚の炎症を抑えるのに役立ちます。

おすすめの食べ物

みそ、しょうゆ、麹、キムチ、ヨーグルト、納豆、チーズ、酢、ぬか漬け、甘酒 など。

特にヨーグルトや納豆は、善玉菌の栄養源となる菌だけでなくタンパク質も豊富に含んでいるため、皮膚を作る栄養源としておすすめです。

緑黄色野菜に豊富に含まれている「ビタミンC」は、皮膚の土台となる真皮に存在しているコラーゲンの生成に必要な栄養素です。 老化予防や活性酸素除去にも働きます。

おすすめの食べ物

赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちご、イモ類、柑橘類 など。

ビタミンCは長時間の加熱に弱いので、野菜や果物は、さっと水洗いをして生で食べるのがおすすめです。

イモ類はデンプンが含まれているので揚げたり、熱を通したりしてもビタミンCが壊れにくいという特徴があります。

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