アトピーは、生活習慣病に位置づけられています。つまり、生活習慣に由来して発症する病気と言えます。そのため、自己管理がとても大切です。
アトピーでは、ひどい炎症やかゆみを抑える抗炎症作用のあるぬり薬で症状を緩和させることはできても、根治はできません。根治させるためには漢方薬を用いて人体の調和を図るとともに皮膚を整え、さらに食養生などのライフスタイルを改善し、自己治癒力を高める必要があります。漢方薬、食生活・ライフスタイルの見直し、ストレスとのつきあい方、上手なスキンケアと外用薬のぬりかた、あたり前の治療でアトピーは必ず改善します!
アトピー治療の4つの大きな柱
一、アトピーは自己管理が大切な病気です。
二、信頼できるお医者さん(治療者)を確保しましょう。
三、生活習慣の見直しが治療のベースです。
四、外用薬の上手なぬりかた・やめ方で根治をめざしましょう。
【ふれあい漢方の治療の実際】
まず、「生活の質を保つ」ことを目指します。
夜眠ることができる、かき傷がない、日常生活が普通にできるといったことが目安になります。痒くてかきむしる、眠れない、イライラすることはアトピーをさらに悪化させるので、漢方薬と塗り薬を併用して、まずはかゆみや炎症を取り除くようにします。
また、通常の血液検査に加えて、アレルギー4点(好酸球數、LDH、非特異的IgE、tarc)という、アトピーの広がりや重症度が分かる血液検査をして、現在の状態を客観的に調べます。その後も治療がうまく行っているかどうかを確かめるためにアレルギー4点を検査します。
1. 塗り薬
アトピーの人は基本的にはステロイド剤あるいはプロトピック軟膏とプロペト軟膏の混合軟膏を塗って頂きますが、どうしても塗りたくない人は抗炎症作用のあるアズノール軟膏を塗って頂きます。
1-1.ステロイド剤
頭皮は「穏やか」(第4群)のローションタイプ
顔・首は「穏やか」(第4群)
眼瞼(まぶた)は「弱い」(第5群)
手足・体は「強い」(第3群)
おしりは「非常に強い」(第2群)あるいは「強い」(第3群)が原則です。
ステロイド外用剤のランク(代表的なもの)
<1群、strongest、最強>
デルモベート軟膏、デルモベートクリーム
ダイアコート軟膏、ダイアコートクリーム
<2群、very strong、非常に強い>
ネリゾナ軟膏、ネリゾナクリーム
マイザー軟膏、マイザークリーム
フルメタ軟膏、フルメタクリーム、フルメタローション
アンテベート軟膏、アンテベートクリーム、アンテベートローション
<3群、strong、強い>
リンデロンV軟膏、リンデロンVクリーム、リンデロンVローション(後発品はデルモゾール)
フルコート軟膏、フルコートクリーム
<4群、mild、穏やか>
リドメックス軟膏、リドメックスクリーム、リドメックスローション
ロコイド軟膏、ロコイドクリーム
キンダベート軟膏
アルメタ軟膏
<5群、weak、弱い>
プレドニゾロン軟膏(プレドニン眼軟膏)、プレドニゾロンクリーム
ふれあい漢方では主に
①頭皮:リドメックスローション、クリーム(第4群)、時にはデルモゾールローション(第3群)
②顔、首:リドメックス軟膏あるいはロコイド軟膏(第4群)、時にはデルモゾール軟膏(第3群)
③眼瞼(まぶた):プレドニゾロン軟膏、クリーム(第5群)
④体、手足:デルモゾール軟膏、クリーム(第3群)、時にはネリゾナ軟膏(第2群)
⑤おしり、手首より先、足首より先:時にはデルボベート軟膏(第1群)を用います。
※注
ふれあい漢方では、ステロイド剤とプロペト軟膏(保湿剤)を1対1に混合して使用しています。保湿剤で薄めてもステロイド剤の効果は変わらないと言われています。保湿と炎症の抑制が同時にでき、手間が省ける利点がありますが、長期間保存しておくと作用が減弱する可能性があるため、できるだけ1-2カ月以内に使い切るようにしましょう。
1-2.ぬり方
外用療法でいちばん大切なのは、患部をよく洗い、清潔にしてから薬を塗ることです。黄汁が固まっていたり、汚れがついたままだったり、以前にぬった軟膏がベタベタ残っている皮膚に外用薬をぬっても効果は期待できません。石鹸とぬるま湯あるいは水で洗い落としましょう。
皮膚に細菌感染しているときは消毒が必要です。またはっきり化膿していなくても汁がでていたり、ひっかき傷があったりすれば、皮膚の常在菌が増加している状態です。この常在菌の毒素がアトピーを悪化させたり、かゆみを誘発するので、外用薬をぬる前に消毒するのがよいでしょう。
イソジン、ヒビテンなどの消毒剤は効果がありますが、かぶれることがあるので注意が必要です。消毒したあとは消毒薬は必ず洗い流しましょう。消毒薬には細菌、ウイルス、カビなどを殺菌するだけでなく、肌の回復を助ける細胞すらも殺してしまいますので、お肌の回復力を助けるために残った消毒薬を洗い流しましょう。
皮膚を清潔にして、手・指をよく洗ったあと、赤み・かゆみのある範囲から約1~2センチ外側まで範囲を広げてまんべんなく塗って下さい。厚く塗らなくても大丈夫、ムラなく塗ることが大切です。乾燥のみの皮膚には保湿剤だけを塗布して下さい。
ふれあい漢方では保湿剤として
夏はアトピコローション
秋、冬はアトピコローションあるいはアトピコオイルローション→アトピコクリーム
春はアトピコローション→アトピコクリーム
を薦めていますが、そのほかにコラージュもあります。風呂上がりの3分以内と朝の2回塗布するのが原則です。
ステロイド外用剤は、塗り始めて3~4日間くらいがいちばん鮮明に効果がでます。1週間過ぎると「慣れ」が生じ、効果が少し減弱します。一方、ぬった皮膚局所のステロイド外用剤は2~3日から数日間で消えます。これらのことをふまえると、原則として、3日間ステロイド外用剤をぬって、次の4日間は非ステロイド外用剤をぬるという方式が浮かんできます。
通常の皮膚炎は、上手にステロイド外用剤をぬれば、おおむね1週間以内にコントロールできます。しかし、お尻、足底、手掌など、皮膚が分厚いところや、ボコボコ盛り上がった丘疹・結節は、ステロイド外用剤の効果がでにくいので、コントロールするのに一週間以上ぬり続ける必要があることもあります。
【長期連用(数か月あるいは数年間、毎日塗布)によるステロイド外用剤の副作用】
ステロイド外用剤の副作用は大きく以下の五つにわけることができます。
① 皮膚が薄くなる(萎縮)→皮膚が裂けやすい、傷つきやすいなど。
② 皮膚の毛細血管壁が弱くなる→毛細血管が拡張しやすくなる、赤み、紫斑など。
③ 毛包皮脂腺の異常活性化→にきびができやすくなる、多毛など。
④ 皮膚の易感染性の亢進→細菌やウイルスや真菌に感染しやすくなる。
⑤ まれに全身的副作用→副腎皮質機能の抑制など。
● 小児にでやすい副作用
小児には、顔の毛細血管拡張、顔の赤み、皮膚の萎縮、多毛、ニキビが多く出現します。真菌感染、脱色素、皮膚萎縮線条(薄くなった皮膚が裂けて線状になる)もあります。
● 成人にでやすい副作用
顔の赤み、顔の毛細血管拡張、口囲皮膚炎、しゅさ様皮膚炎、ニキビが多く、多毛、紫斑、皮膚萎縮、皮膚線条などもあります。
1-3.プロトピック軟膏の使い方
ステロイド剤とプロペト軟膏の混合軟膏を赤み・かゆみがなくなるまで、数日間塗り続けます(頭皮はローションを使用)。時には1週間ほど、塗り続ける必要があります。その後、プロトピック軟膏とプロペト軟膏の混合軟膏に切り替えて炎症の鎮静化を維持します。赤みやかゆみが出たら、すかさず同じステロイドの混合軟膏を数日間塗布して、これらが鎮静すればまたプロトピックの混合軟膏に戻します。このようなステロイドの混合軟膏→プロトピックの混合軟膏の繰り返しをしばらくの間続けて、赤みやかゆみが出なければ、プロトピックの混合軟膏だけにして、これを1~2か月ほど続けます。
その後、プロトピックの混合軟膏を数日間塗布し残りの数日間は保湿剤(プロペト軟膏あるいはアトピコローション、オイルローション、クリーム)を数日間塗布して徐々にプロトピックの混合軟膏を塗布する日数を減らして行きます。
※注
①プロトピック軟膏の使用禁止
かきむしって皮膚が割れている、あるいは出血している、妊婦、2歳未満幼児
②成人用軟膏:0.1%(5g)
小児用軟膏:0.03%(5g)
③登山や海水浴など直射日光の強い所に出かける時はステロイドあるいはプロトピックの混合軟膏は自宅に戻ってから塗りましょう。それ以外の時は、朝塗布してから出かけても大丈夫。
④プロトピック軟膏は使用初期にほてり感、灼熱感、熱感といった「熱い感じ」などの刺激感、そのほかにしみる、ピリピリ、疼痛、チクチク感、刺激感といった「痛い感じ」、そしてかゆみも発現することがあります。
これは、ステロイド外用剤に比べて、プロトピック軟膏の粒子が大きく、皮膚に浸透するときに摩擦を生じたような状態になるため、このような症状がでるのです。そのため、プロトピック軟膏を最初に使用する時は、朝塗布して、上記の症状が出ないかどうかチェックして下さい。もし耐え難い熱感や痛み、かゆみが出たら、アイスノンで冷やして下さい。
そしてステロイド軟膏とプロペト軟膏の混合軟膏をさらに数日間塗布して、再度プロトピックの混合軟膏を試して下さい。朝塗布して問題なければ風呂上がりにも塗布して下さい。
プロトピック軟膏のこういった副作用は、最初の3日間だけで、この時期を乗り越えれば9割以上の人が塗れるようになりますので、是非頑張って塗れるようにして下さい。
2. 入浴
アトピー患者にとって入浴は皮膚を清潔にする大切な時間です。ステロイドと言う薬は、 汚れを完全に取り除いた状態で使ってこそ、効果が出ます。毎日ステロイドを使っているなら、入浴も毎日が基本です。
2-1.具体的な入浴の仕方
①温度
春と秋は40度。夏場は38度。そして冬場は42度が基本。これ以上温度を上げると、皮脂を取り過ぎて痒みを誘発する可能性があります。
②入浴時間
10分ぐらいが目安です。しっかりと肩まで浸かり、とにかくリラックスした状態で体全体をふやけさせます。
③石鹸とシャンプー
石鹸は自然食品店などに売っている無添加でシンプルな100円から300円程度のもので十分ですシャンプーもやはり自然食品店などに売っている無添加の石鹸シャンプーが刺激性も少なく、安全性も高いようです。合成リンスは合成シャンプーと同様に刺激性が強いので注意が必要です。
④洗い方
やわらかい綿タオルでやさしく洗いましょう。こすると皮脂や表皮がとれすぎてバリア機能が低下し、かゆみを誘発することがあるので、こすりすぎないよう注意しましょう。
炎症が強い部位は、石鹸の泡を手にとってそのままゆっくり円を描くように洗います。
この要領で全身も出来るだけタオルを使わず、ステロイドを塗った部分を中心に丹念に汚れだけを落としてゆきます。
そして最後に、炎症の少ない部分や足の裏などをタオルで洗います。タオルを使わなくても、10分程度お湯に浸かれば手だけで簡単に汚れは落ちます。この時に注意するのは、湯船のお湯で体を流さないこと。シャワーのお湯を使って流しましょう。これは、湯船に浮かんだ皮脂のカスが体に付着しないための配慮です。
お風呂に入る。シャワーを浴びる。そのおもな目的は、体の汚れを落としてきれいにすることです。あと、スキンケアにおいて入浴はもう1つ重要な意味があります。それは、肌に水分を補給することです。
入浴前の肌の水分量を100とすると、入浴直後の水分量は200。これが入浴後15分では水分量が入浴前の100に戻り、何もしないでおくと30分後には水分量が80までさがり、それ以降はゆっくりと元の水分量に戻っていきます。つまり、入浴後は肌の乾燥が急激に進む時間帯なのです。
2-2.入浴後
塗り薬は、お風呂・シャワーの後に体が完全に乾いてしまう前に塗るのがベストです。これをよく「お風呂からあがったら、3分以内に塗りましょう」といっています。肌が乾燥しているよりも潤っている状態が多ければ多いほど、湿疹やかゆみは、おきにくくなるはずです。
実際の手順は、
1)お風呂で体を洗い、肌を清潔にする
2)バスタオルで軽くポンポンおさえるように、濡れた体をふく
3)湿疹、赤くなったところ、かゆみの強いところには、ステロイドの混合外用薬を塗る
4)乾燥肌が気になるところには、保湿剤を塗る
バスタオルで体をゴシゴシふかないようにしてください。お風呂から出たら、すぐに薬と保湿。目標は3分以内です。
3. 単なる乾燥肌と炎症による乾燥肌の見分け方
自分の皮膚に水滴を落としてみて水滴が吸い込まれたら炎症を起しています。もっとわかりやすいのは尿素入りの保湿剤を使ってみて染みたら炎症です。皮膚を触って、ガサガサしてるというのは乾燥ではなく炎症であり、カサカサも軽い炎症と言えます。
乾燥肌というのは触って乾燥しているというようなイメージですが、手触りは普通です。炎症が残っていると皮膚をつまんでみたらかたくなっていたり(正常な皮膚は柔らかい)、触ってみたらざらざらしていたり(正常な皮膚はスベスベしている)しています。
ガサガサの場合は炎症が強いのでステロイドを塗るのがいいでしょう。皮膚に炎症が起きているので保湿剤では効きません。
カサカサの場合も炎症ですが炎症としては軽い方です。でも保湿剤だと力不足(塗ってもすぐカサカサする)なので、この軽い炎症の場合はプロトピック軟膏を使用します。ただし強い炎症に使うと火照りや痒みが出るのであくまで「カサカサ」にだけ使うべきです。「ガサガサ」にプロトピックを使うとほてりやかゆみが生ずるので絶対に使ってはいけません。
4.食事
歴史的過程において、高度経済成長の前はアトピーは少く、成長とともに治っていく患者さんが多かったです。高度経済成長がはじまった昭和37年から45年にかけての「食生活の欧米化」「食品添加物の濫用」「住環境・生活環境の急変」「ストレスの増加」などが関わり、その後、徐々にアトピーは増えてなおかつ治りにくくなったのが事実です。特に主食である精製小麦(精製炭水化物)の消費が3.5倍にも増えたことと乳製品(とくに牛乳)の過剰摂取が大きく関わっていると言われています。
これらに関しては日常生活のなかでの工夫、見直しが大切であり、それがそのまま根治療法につながります。このことをふまえて、アトピーの人は高度経済成長以前の、本来の日本型食生活をめざすのがよいと思います。
そのため、勧められる食養生十箇条は以下のようなものです。
一、主食は未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、液体でカロリーをとらない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量をとる
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量とる
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など体によい油脂は積極的にとる
八、牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量とる
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで
5.ストレスとアトピーとの関係、ストレスとのつき合い方
思春期・成人のアトピーが悪化するときや、はじめて発症するときは、心理的ストレスが大きな要因となっている人が非常に多いです。小児でも、受験・いじめなど、ストレスが関わっていることが結構あります。ストレスは人体の免疫細胞の働きを弱め、ストレスにうまく対処できないとき、心身は消耗していき、自己治癒力は低下し、アトピーなど、余病を併発しやすくなると言われています。このようなストレスという言葉はもともとは物理学や工学などで「外部から力が加わったときに生じる物体のひずみ」のことを指し、現在では「外部からの力」と「力によるひずみ」の両者を意味して使われています。
人間を含む動物の体における「ひずみ」とは緊張や不快感などです。しかし、 ストレスは全部悪いのかというと、そんなことはなくて、適度のストレスによって適応能力が高まる(学業、社会生活、スポーツ、芸術において)といったプラスの側面もあります。
ストレスによる反応はむしろ体に活力を与え、チャレンジに立ち向かえるように準備をしているのです。例えば、高鳴る鼓動は行動に備えて準備をしていて、呼吸が速くなっても全く問題ではなく、脳に、より多くの酸素を送り込んでいます。このようにストレス反応は、能力を発揮できるように助けています。ストレス反応が自分を助けてくれていると考えるようにすれば、勇気が出るような生物学的反応が起きます。
つまり大切なのは「ストレスをいかに避けるか」ではなくて「ストレスといかに上手につきあうか」ということになります。日頃、心や体の声を聞く習慣をつけていけばいいと思います。
アトピーの場合も、体や心が疲れたり、しんどかったり、ストレスを抱えているとき、それに気づかない、あるいは言葉にだしていえないため、皮膚炎という形で症状にだすというパターンがあります。このようなときは「自分自身の心の声・体の声に耳を傾けておくれ」というサインとしてアトピーをとらえてみてはどうでしょう。
耳を傾けて、受け入れて、折り合いをつけて、心や体がサインをだす必要がなくなれば、それにつれてアトピーも自然にひいていきます。
6. 乳幼児のアトピー治療
ほとんどの乳幼児のアトピーはとにかく、治りやすいのが特徴です。1歳半から2歳までの間に治ることが大部分です。 基本的には歯が生えてくるにしたがって、唾液の性状、消化管の粘膜の働き、粘膜のIgAの分泌などがしっかりとしてきます。
IgAは免疫グロブリンの一種で粘膜に多くあり、異物を絡め取って生体を守ります。離乳食も本来の日本食がアトピーの赤ちゃんには安全です。お粥、野菜、旬の果物、白身魚、熟成された醤油・味噌、豆腐などからはじめていきます。
アトピーの赤ちゃんの10人に1人くらいは食物アレルギーが関わっています。食物アレルギーによる皮疹は、その成分が血液やリンパの流れにのってめぐっていくので基本的に全身にでます。なにか食べ物を食べて、1~2日後に、体全体に皮疹がでれば、食物アレルギーの可能性があります。
皮疹が部分的なときは、外部刺激など食物アレルギー以外の要因が関わっています。全身に皮疹がでている赤ちゃんの場合は、牛乳、卵、小麦などを除去することがあります。また、赤ちゃんは漢方薬を飲めないことがしばしばあるため、漢方浴剤により治療することがあります。