• 院長 田中康文

声帯やノドの病気


声帯やノドの病気は耳鼻咽喉科や声外来に行ってもなかなかよくならない人が多いようです。最近、このような病気をもつ3人を続けて経験し、漢方薬で比較的短期間でよくなったので、困っている人は是非漢方薬を試していただきたい。

 最初の1人はメンソールの強いタバコを10年以上吸い、2年前から声が枯れ、ノドが痛いような詰まるような感じがあり、また痰がノドにへばりつく感じがありとても辛く困っていました。  大学病院の耳鼻咽喉科や都内のボイスクリニックに行っても声帯の周りがむくんでいると言われ、ステロイドの局所注射しか治療がなく、禁煙すると3年間でよくなると言われたそうです。  そのため、漢方に一縷の望みを託して当院を受診。 とてもつらそうであったため、熱冷ましと痰を柔らかくする生薬を中心に煎じ薬から始めた所、最初はノドがイガイガする、ヒリヒリする、痰がノドに貯まり吐き出そうとしても出ないなど、色々と訴えていたが、その後、徐々に軽快し、2か月後には来院しなくなったので、恐らくすっかりよくなったと思われます。  もう1人は扁桃腺とその周囲がいつも異物感があり何かがいつもはりついた感じがあり、ある日、ノドを自分の鏡でノドを見るとボコッとノドの奥が腫れていることでびっくりして近くの病院の耳鼻咽喉科を受診した所、扁桃腺が腫れているかも知れないし、ガンかも知れないと言われ、泣いていたそうです。そこで別の耳鼻咽喉科へ行き、そこでは扁桃腺の炎症かも知れないし、悪性リンパ腫かも知れないと言われ、かなりショックを受けたそうです。扁桃腺とその周囲が赤く腫れていたので、熱冷ましとむくみを取る生薬を中心に煎じ薬で様子を見た所、約2か月でノドの赤みは取れ、腫れも引き、症状もほぼ取れています。  3例目は物を飲み込む時にノドが痛いというので、近くの病院の耳鼻科を受診した所、声紋に潰瘍があり、逆流性食道炎による潰瘍ではないかと言われたそうです。しかし、本人はそのような症状もなく、困っていた時に漢方を知り、煎じ薬を1か月半、その後、熱冷ましのエキス剤の投与により、2か月後にはすっかりよくなっている。

このように3人とも、煎じ薬で始めた所、2か月でほぼ治癒しているため、声帯やノドの病気で困っている人は漢方薬を是非試して頂きたい。


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住所
栃木県下野市
文教1-2-28